日本鯨類研が太地の国際捕鯨施設で公開講座/和歌山
2024年12月03日 17時45分
太地町の日本(にほん)鯨類(げいるい)研究所では、今月(12月)21日、国際鯨類施設研修ホールで、第1回の公開講座を開くことにし、受講者を募集しています。
これは、「鯨肉に含まれる老化を予防する機能性成分とは」をテーマにした講座で、日本鯨類研究所が、国内の大学とすすめる共同研究を通じて、鯨の肉の成分が加齢による眼疾患などの予防に効果がある可能性が示されてきたとして、研究成果を、わかりやすく紹介しようというものです。
講座では、まず、徳島大学医学部の柳井亮二(やない・りょうじ)准教授が「鯨を食べて目を守ろう」と題し、岩手大学農学部の山下哲郎(やました・てつろう)教授は「鯨肉中バレニンの各種疾病予防効果」について、それぞれ講演するほか、山口大学・大学院医学系研究科の朝霧成挙(あさぎり・まさたか)教授をコーディネーターに、講演の2人を含めたパネルディスカッションも予定されています。
公開講座は、今月21日午後3時から、太地町太地(たいじ)の国際鯨類研究所・研修ホールで開かれ、定員は90人、参加は無料です。参加希望者は、日本鯨類研究所・太地事務所、電話0735・29・2281まで申し込めばよく、席に余裕があれば、当日参加もできるということです。