関電、国内最大級の蓄電所、オリックスと再エネ活用/和歌山・紀の川市
2024年12月01日 14時36分
太陽光発電など、再生可能エネルギーの有効活用に向け、余った電力を蓄える国内最大級の蓄電所が紀の川市に建設されました。再生可能エネルギーの電力が余って無駄になる事例が増えているため、余った分を蓄えて必要な時に流す仕組みです。
この蓄電所は関西電力とオリックスが建設したもので、リチウムイオン電池が入るコンテナが64台設置されています。容量は11万3000キロワットアワーで、一般家庭1万3000世帯の1日分の電力をためることができ、今月から操業を始めます。
太陽光による発電量は昼間に偏っていて、需要を超えると発電停止を求める出力制御が発令され、電力が活用できませんが、余剰電力を蓄電所に充電しておけば、必要なときに流すことができ、有効活用につながります。
関西電力は出力制御がしばしば起きている九州などでの展開も視野に入れているということです。