紀の川市選管の元委員長が事前運動疑いで書類送検
2024年11月26日 20時11分
先月(10月)行われた衆議院選挙で、公示日の前に特定の候補者への投票を依頼したとして、元・紀の川市の選挙管理委員会委員長が、和歌山県警察本部に公職選挙法違反・事前運動の疑いで書類送検されていたことが、捜査関係者の話でわかりました。
書類送検されたのは、元・紀の川市選挙管理委員会委員長の奥谷敏夫(おくたに・としお)氏です。
捜査関係者によりますと、奥谷元委員長は衆議院選挙が公示される前に、複数の知人に和歌山1区の特定の候補者への投票を依頼した疑いです。
公職選挙法では、在職中の選挙管理委員による選挙運動が禁止されていて、和歌山県警は特定公務員による選挙運動の疑いでも書類送検し、起訴を求める「厳重処分」の付帯意見も添えたということです。
紀の川市によりますと、奥谷元委員長は2021年7月から委員長を務めていましたが、今月(11月)20日付けで「一身上の都合」により辞職しました。