将棋の第３７期竜王戦第５局・和歌山対局が、あす（２７日）とあさって（２８日）、和歌山市の和歌山城ホールで行われます。

藤井聡太(ふじい・そうた)竜王と佐々木勇気(ささき・ゆうき)八段の対局で、対戦成績が２勝２敗となっていることもあり、注目が集まっています。

竜王戦７番勝負は２日制で、先に４勝した方が竜王のタイトルを奪います。今シリーズは、４連覇がかかる藤井竜王が先勝しましたが、タイトル初挑戦での奪取を狙う佐々木八段と交互に白星を取り合う展開となっています。

対局をあすに控えたきょうは、和歌山市内のホテルで前夜祭が行われるほか、対局２日目のあさって（２８日）は、和歌山城ホールで、事前申込みを行った人を対象に大盤解説会が開かれます。

今回の対局で、和歌山市では、藤井竜王と佐々木八段の等身大パネルを市役所や駅など、５か所に設置してＰＲをしているほか、対局者の食事・勝負めしを公募して、市内の協力店で市民にも食べてもらおうと、「勝負めし」冊子を製作・配布するなど、観光や経済の活性化につなげようと取り組んでいます。