冬の風物詩「仙人風呂」田辺市本宮町で12月1日から

2024年11月26日 17時34分

社会

田辺市本宮町の川湯(かわゆ)温泉の冬の風物詩「仙人(せんにん)風呂」が、来月(12月)1日に、オープンします。

「仙人風呂」は、熊野本宮観光協会などでつくる実行委員会が、大塔川(おおとうがわ)をせき止めて作る大きな露天風呂で、川底から湧き出す高い温度の温泉水に、冷たい川の水を引き入れて、入浴しやすい湯加減に調整されています。冬の時期の観光の目玉にしようと、1985年から毎年設けられていて、今シーズンで40回を数え、雄大な自然の中での温泉体験に、仙人気分を味わうことができ、また、千人は入れそうなくらい大きいことから、この名がつけられています。

オープン初日の12月1日は、午前11時半から開湯式(かいとうしき)があり、期間中の安全祈願などを行ったあと、一般公開されます。そして、期間中の毎週土曜の夜8時からは、湯船の縁(ふち)に灯籠(とうろう)を並べて灯す「湯けむり灯籠」が行われるほか、来年(2025年)1月19日には、湯船に木札を浮かべて取り合う「新春!仙人風呂かるた大会」が行われます。

「仙人風呂」は、12月1日から来年2月28日までの毎日午前6時半から午後10時まで、無料で入浴できます。

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