「103万円の壁」岸本知事が古巣の国民民主を批判

2024年11月25日 18時09分

政治

和歌山県の岸本周平知事は、けさ(11月25日)の定例記者会見で、年収が103万円を超えると所得税が発生するいわゆる「年収103万円の壁」の見直しを巡り、国民民主党の対応について「要求だけして、財源は与党に託すと言っているが、こんな無責任なことはない。政党の体(てい)をなしていない」と批判しました。

定例記者会見で国民民主党の姿勢を批判する岸本周平知事(11月25日・和歌山県庁)

岸本知事は、国民民主党が主張している年収の壁の非課税枠を現在の103万円から178万円に引き上げた場合「県と県内の市町村の減収が年間であわせて480億円にのぼる」と指摘し「これでは財政を運営することが出来なくなる」と述べました。

岸本知事は、知事選挙に出馬する前は、国民民主党の衆議院議員だったこともあり「私の古巣ではあるが、政策提案をするなら、財源も提案するのが責任政党の姿で、県として大変遺憾だ」と話しています。

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