エンジン01「未来にあつまれ!アリダーズ」一般講座や中高生向け講座が開講
2024年11月23日 16時17分
著名な文化人や知識人が集まり、地方創生や未来のふるさとづくりについて市民と考える「エンジン01(ゼロワン)・未来にあつまれ!アリダーズ」は、2日目のきょう(11月23日)有田(ありだ)市立有和(ゆうわ)中学校で一般市民向けの講座が開かれました。
エンジン01は、日本の様々な分野の知識人や文化人が、日本全国の地方創生を目指して地元の人々を巻き込んで議論しようと結集し、全国の地方都市でシンポジウムや公開講座、ワークショップを展開している「エンジン01実行委員会」が、有田市や和歌山県などの協力で開いているものです。
有和中学校の教室では73におよぶ講座が開かれ、このうち「関西にとって野球とは」をテーマにした講座では、俳優の奥田瑛二(おくだ・えいじ)さんや中江有里(なかえ・ゆり)さん、有田市の玉木久登(たまき・ひさと)市長らが、自らの野球体験やひいきのプロ野球球団への思いを語り、野球を通じた関西の活性化を提言しました。
また、県立箕島(みのしま)高校では、作家や弁護士、医師などその道のプロフェッショナルが中学生や高校生に仕事の心得などを講義する「エンジン01ハローワーク」が行われました。
このうち“アナウンサー”の講座では、元・フジテレビアナウンサーの露木茂(つゆき・しげる)さんが「局アナでもフリーでも、アナウンサーに求められる最低限の能力は“情報を正しく伝える”ことで、それ以外の使命はありません」と語り、日本語に対するセンスを常に磨き続け、そこに個性を付け加えていく姿勢を大切にするよう呼びかけました。
エンジン01「未来にあつまれ!アリダーズ」はあす(11月24日)まで開かれていて、あすは、有田市と周辺の市と町で開かれる「まちなか講座」や、有田市民会館紀文(きぶん)ホールでのエンディングシンポジウムが予定されています。