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有田市でエンジン01「未来にあつまれ!アリダーズ」開幕

2024年11月22日 18時38分

イベントスポーツ政治教育歴史・文化社会経済

著名な文化人や知識人が集まり、3日間にわたってシンポジウムや講座で地方創生や未来のふるさとづくりについて市民とともに考える「エンジン01(ゼロワン)・未来にあつまれ!アリダーズ」が、きょう(11月22日)有田市(ありだし)で開幕しました。

開会式のもよう(11月22日・有田市民会館「紀文ホール」)

これは、日本の様々な分野の知識人や文化人が日本全国の地方創生を目指して地元の人々を巻き込んで議論しようと結集し、全国の地方都市でシンポジウムや公開講座、ワークショップを展開している「エンジン01実行委員会」が、有田市や和歌山県などの協力で開いたものです。

開会あいさつをする鎧塚俊彦大会会長(右)(中:有田市の玉木久登市長・左:和歌山県の岸本周平知事)

有田市民会館・紀文(きぶん)ホールで開かれた開会式で、大会会長を務めるパティシエの鎧塚俊彦(よろいづか・としひこ)さんが開会宣言を行い「海・山・ミカン畑の3つがそろった有田市は、国の発展に必要な第1次産業が根付いていて、人口2・6万人の小さなまちからそういった事を世界に発信することが重要だ」とあいさつし、活発な議論をうながしました。

オープニングシンポジウムのもよう

続いて行われたオープニングシンポジウムでは、俳優の奥田瑛二(おくだ・えいじ)さんや、医師の和田秀樹(わだ・ひでき)さん、KADOKAWAの夏野剛(なつの・たけし)CEOらが「エンターテイメントの未来」をテーマに意見を交換しました。

実行委員で医師の和田秀樹さん

この中で、SNSで“投げ銭”を獲得し人気を得るクリエイターが多く出ている状況について、和田さんは「かつて、ラジオパーソナリティが自分の本音を語ってくれることにリスナーが共感するのと似たような構造があり、インフルエンサーに同じような思いを抱いて投げ銭を投じるのではないか」と語りました。

このあと、脱炭素社会をテーマに、和歌山県の岸本周平知事や評論家の田原総一朗(たはら・そういちろう)さんらが意見を交わしました。

エンジン01「未来にあつまれ!アリダーズ」は、あさって11月24日まで有田市内で開かれていて、あす11月23日は、有田市立有和(ゆうわ)中学校で文化人による73におよぶ一般講座や、県立箕島高校で中学生や高校生に向けたプロによる職業講座などが行われるほか、有田市健康スポーツ公園では「アリダーズフェス」と題して、食と音楽と花火の祭典が行われます。

最終日24日には、有田市と周辺の市と町で開かれる「まちなか講座」や、有田市民会館紀文ホールでエンディングシンポジウムが予定されています。

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