高野町の金剛峰寺の奥殿など和歌山県内の建造物13件が登録有形文化財に
2024年11月22日 18時35分
国の文化審議会はきょう(22日)、高野町の金剛峰寺奥殿や常喜院(じょうきいん)本堂など和歌山県内の建造物13件をはじめ、札幌市の「さっぽろテレビ塔」や兵庫県西宮(にしのみや)市の西宮神社の本殿など、24の都道府県の建造物129件を登録有形文化財にするよう阿倍(あべ)文部科学大臣に答申しました。
和歌山県内の建造物で国の登録有形文化財に新たに登録されるのは、金剛峰寺の奥殿(おくでん)など9件と常喜院の本堂など4件の13件です。
奥殿は金剛峰寺の貴賓室で、1934年(昭和9年)の弘法大師御入定1100年御遠忌の際に建てられました。
常喜院の本堂は、江戸時代末期に建設され、火災に強い土蔵造(どぞうづくり)が特徴です。
これらの建造物は、答申のあと所定の手続きを経て正式に登録有形文化財となり、今回の登録で県内の国登録有形文化財は378件になります。