岸田前総理襲撃事件・取り調べの検事が被告の人格否定発言か

2024年11月21日 17時15分

事件・事故社会

2023年4月、和歌山市内で岸田前総理大臣の演説会場に爆発物を投げ込んだとして起訴された被告に対し、和歌山地方検察庁の検事が、捜査段階の取り調べで人格を否定する発言をしたとして、弁護人が最高検察庁に抗議文を送ってきたことがわかりました。

無職の木村隆二(きむら・りゅうじ)被告25歳は、2023年4月、和歌山市の雑賀崎(さいかざき)漁港を訪れた岸田前総理大臣の近くに爆発物を投げ込んだとして、殺人未遂などの罪で起訴されました。

木村被告の弁護人によりますと、逮捕後の取り調べで、和歌山地方検察庁の検事は、木村被告が引きこもる生活をしていたことなどを指摘し「かわいそうな木村さん」などと、人格を否定するような発言をしたということです。

2023年5月、取り調べの後に弁護人が木村被告と接見してわかったもので、弁護人は和歌山地方検察庁に抗議したほか、最高検察庁の監察指導部あてに「苦情申し入れ書」を郵送したということです。

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