和歌山県・東牟婁夜間中学校への意見と校名募集

2024年11月18日 17時27分

政治教育

和歌山県は、再来年(2026年)4月に東牟婁(ひがしむろ)地方に開校する夜間中学校について基本計画案を作成し、きょう(11月18日)から来月(12月)17日まで、県民からこの計画案に対する意見を募集します。あわせて、新しい夜間中学校の校名をきょうから12月9日まで県内外の市民から募集します。

県では、義務教育を終了しないまま学齢期を過ぎた人や、不登校など様々な事情で十分な教育を受けられずに中学校を卒業した人、外国籍の人などが義務教育を受けられる機会を保証しようと、2026年4月に、現在の新宮市にある県立新翔(しんしょう)高校の校舎に新しく夜間中学校を開校する方針を固め、設置基本計画案を公表しました。

計画案では、対象となる生徒や学級編成、1年間に700時間程度の総授業時間などを提示しているほか、授業料や教科書代が無料となること、学校給食は行わないことなども盛り込んでいます。

県では、きょうから12月17日まで、県民からこの計画案に対する意見を募集していて、学校基本計画の策定や学校運営の参考にする方針です。

意見は、県教育庁・義務教育課のウェブサイトから専用の応募フォームからの応募のほか、電子メール、FAX、応募用紙の郵送で受け付けています。

あわせて、新しい夜間中学校の校名も募集していて、こちらはきょうから12月9日まで、同じく、県教育庁・義務教育課のウェブサイトから専用の応募フォーム、または電子メール、応募用紙の郵送、FAXで受け付けています。

県教育庁では「校名には「夜間」という言葉は使わず、わかりやすく、希望や誇りを持てる県民から愛される名前を応募してもらいたい。著作権などにも注意して欲しい」と呼びかけています。

校名は、県民だけでなく、誰でも応募することができます。
(了)

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