台湾の衛星など5機搭載へ、12月発射の民間ロケット
2024年11月12日 18時15分
串本町にある日本初の民間ロケット発射場から、来月(12月)打ち上げられる小型ロケットに、台湾の宇宙機関の衛星など、あわせて5機が搭載されることになりました。
これは、東京の宇宙事業会社「スペースワン」がきょう(12日)、明らかにしたもので、衛星の軌道投入に成功すれば、民間では日本初となります。
スペースワンと衛星の打ち上げの契約を結んだのは、台湾国家宇宙センターのほか、超小型衛星の開発を手がける京都府の「テラスペース」など、複数の機関です。
小型ロケット「カイロス」2号機は、来月(12月)14日午前、串本町にあるスペースワンの発射場「スペースポート紀伊(きい)」から打ち上げられる予定です。
1号機は、今年3月に打ち上げられましたが、ロケットが爆発して、衛星の軌道投入に失敗しました。
「スペースワン」は、キヤノン電子やIHI(アイ・エイチ・アイ)エアロスペースなどが出資して、2018年に設立され、小型の衛星を安く、頻繁に宇宙に届ける「宇宙宅配便」の事業化を目指しています。