近鉄「十五代 酒井田柿右衛門展」13日から開催
2024年11月11日 17時50分
佐賀県を代表的するやきもの「柿右衛門」を継承する十五代 酒井田柿右衛門(さかいだ・かきえもん)さんの個展が、11月13日から、和歌山市の近鉄百貨店・和歌山店で開催されます。
十五代 酒井田柿右衛門さんは佐賀県有田町(ありたまち)出身の56歳、多摩美術大学・絵画学科を中退後、父親の十四代 酒井田柿右衛門に師事し、2014年、45歳で十五代目を襲名しました。
その後、海外での作品発表を積極的に行い、オランダのアムステルダム国立美術館での酒井田柿右衛門展の開催や、イギリス・ロンドンの大英博物館での「柿右衛門窯の十五代~日本磁器の名門」への出展など、400年以上の歴史を誇る柿右衛門の伝統を世界へ発信し続けています。
近鉄百貨店和歌山店では、襲名10周年を記念して柿右衛門さんの個展を初めて開催するもので、柿右衛門さんは「単に昔からの技術や意匠を受け継ぎ守るだけではなく、時代に則した柿右衛門の作風を創造することが最も重要です」と語り、多くの来場を呼びかけています。
「襲名十周年記念 十五代 酒井田柿右衛門展」は、11月13日から19日まで、近鉄百貨店和歌山店5階画廊で開催されます。