和歌山城公園の冬支度、松にこも巻き
2024年11月10日 16時49分
和歌山市の和歌山城公園では、冬支度として、およそ250本ある松に「こも」が巻かれました。
これは、松の害虫となるマツカレハの幼虫が、幹や枝から下りて、地上の落ち葉などの下で越冬するという習性を利用し、幹に巻いたこもに虫を誘導、春先にそれを外して焼却するという、薬剤を使わない、昔ながらの害虫駆除法です。
和歌山城公園の松のこも巻きは、毎年、立冬(りっとう)の恒例行事となっていて、今年も立冬の今月(11月)7日に行われました。
この日は、暦に合わせたように、各地で気温が下がり、木枯らし1号も観測される中、およそ250本ある松に、それぞれ根元から1メートルくらいの高さの幹に、こもを巻きつけて、縄で縛りつけました。
こもは、来年(2025年)3月5日の啓蟄(けいちつ)に外され、焼却されます。