10月の和歌山県内倒産件数は11件
2024年11月08日 15時58分
和歌山県内で先月(10月)負債額1千万円以上を抱えて倒産した企業は11件で、負債総額は9億1400万円に上ったことがわかりました。
民間の信用調査機関・東京商工リサーチ和歌山支店によりますと、負債総額は前の年の同じ時期に比べ、倍増しています。
また、前の月(9月)に比べ、件数で2件、負債総額で2千万円増えています。
業種別ではサービス業が半数を占め、原因別では販売不振が大半を占めています。
このほか、形態別では破産が8件と最も多くなっていて、従業員別では5人未満の事業所が最も多く、中小企業での倒産が相次いでいます。
今後の見通しについて、東京商工リサーチ和歌山支店では「企業倒産が増加傾向にあり、今後も引き続き構造的な人手不足や物価高が、基礎体力に劣る中小企業の経営を圧迫する」として、企業倒産が増える傾向にあるとみています。