和歌山市と東京都北区が連携協定締結

2024年11月07日 17時24分

政治歴史・文化

和歌山市は、紀州とゆかりのある神社や施設が多い東京都北区と、防災や観光などで連携することになり、きのう(5日)、和歌山市で、双方の関係者が出席して、連携協定を結びました。

協定の締結式は、きのう、和歌山市役所で、和歌山市の尾花正啓(おばな・まさひろ)市長と東京都北区の山田加奈子(やまだ・かなこ)区長が、締結書に調印しました。

和歌山市と、北区は、大規模な災害のときに、飲料水や食料、それに、車両、機材などを提供し合うほか、職員の派遣や被災児童生徒の一時受入などに取り組みます。

また、北区には、和歌山ゆかりの明治時代の外務大臣、陸奥宗光(むつ・むねみつ)の私邸の旧古河(ふるかわ)庭園や、江戸時代に8代将軍・吉宗(よしむね)が命じて、植えたとされる飛鳥山(あすかやま)公園の桜や紀州神社などがあります。

和歌山市では、今回の締結を機に、まず、観光分野での連携を進めたいとしていて、双方で、サクラの苗木を交換したり、来月(12月)8日には、北区の滝野川会館で、陸奥宗光生誕180年を記念する講演会を開催します。このほか、北区から、隣の文京区駒込(こまごめ)の六義園(りくぎえん)までの紀州・和歌山歴史ロードを歩くイベントも行うことにしていて、今後、さらに、連携を深めていくことにしています。

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