和歌山市出身の俳優で、数々のテレビドラマや映画で活躍している岡部(おかべ)たかしさんが、きょう（１１月３日）、和歌山市の尾花正啓(おばな・まさひろ)市長から和歌山市観光発信人に委嘱されました。

岡部たかしさんは和歌山市出身で、高校卒業後、建設会社での勤務を経て、俳優を目指して２４歳のときに上京し、柄本明(えもと・あきら)さんやベンガルさんなどで知られる「劇団東京乾電池」に所属して修行したほか、ＣＭディレクターの山内ケンジさんが率いる「城山羊の会(しろやぎのかい)」の舞台などでもキャリアを重ね、２０２２年、カンテレの社会派テレビドラマ「エルピス―希望、あるいは災い―」で演じたテレビプロデューサ―役で大ブレイクしたあと、ＮＨＫ・朝の連続テレビ小説「ブギウギ」の“アホのおっちゃん”役や「虎に翼」の主人公の父親役でも名演するなど、数多くの映画やドラマのバイプレーヤーとして活躍しています。

この日、和歌山城ホールで尾花正啓(おばな・まさひろ)市長が岡部さんに和歌山市観光発信人の委嘱状と名刺を贈呈しました。

尾花市長は「東京周辺で和歌山市をＰＲして欲しいし、和歌山市のイベントにも参加してもらえたら」と期待を寄せました。

岡部さんは「自分が好きでしていることが和歌山の誰かの役に立つことがとても嬉しいです。和歌山も姿を変えていて私も知らないことが多く、それらを発見して発信したい」と答えました。

和歌山市観光発信人には、岡部たかしさんのほかに、元・体操オリンピック日本代表の田中理恵(りえ)さん・和仁(かずひと)さん・佑典(ゆうすけ)さんの３きょうだいや、作詞家の及川眠子(おいかわ・ねこ)さん、フリーアナウンサーの川田裕美(かわた・ひろみ)さんらも委嘱されていて、それぞれ口コミやＳＮＳなどで和歌山市の観光や魅力を発信しています。