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田辺市が12月に、明治大学で「熊楠と熊野」シンポ

2024年10月29日 17時55分

教育

田辺市は、12月に、東京の明治大学で、「南方熊楠(みなかた・くまぐす)と熊野(くまの)」をテーマにしたシンポジウムを開催することになりました。これは、「紀伊山地の霊場と参詣道(みち)」の世界遺産登録20周年を記念したシンポジウムで、「熊野」の持つ自然・文化の魅力やその神秘性、精神性について、多くの人との共有を図ることを目的に基調講演やトークフォーラムが行われます。

基調講演では、第26回南方熊楠賞受賞者で思想家・文化人類学者の中沢新一(なかざわ・しんいち)さんが「熊野にわけいった熊楠」と題して話すほか、南方熊楠顕彰会理事で、慶応義塾大学准教授の志村真幸(しむら・まさき)氏をコーディネーターに、「熊楠の見た熊野、そして、これからの熊野」をテーマに、基調講演の中沢新一氏や、小説家で法政大学教授の島田雅彦(しまだ・まさひこ)氏、熊野古道女子部ファウンダーで紀行作家の髙森玲子(たかもり・れいこ)氏、それに、田辺市の真砂充敏(まなご・みつとし)市長が意見を交わすパネルディスカッションが行われます。

シンポジウムは、12月15日日曜日の午後2時から4時半まで、東京の明治大学駿河台キャンパス・リバティホールで開催されます。参加は無料ですが、事前申し込みが必要です。専用ホーム、または、電話・FAXで、田辺市の観光振興課へ、来月(11月)22日までに申し込んでください。定員は400人で、応募者多数の場合は、抽選で決定されます。

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