近畿の求人率上昇1・14倍 9月、失業率は2・8%
2024年10月29日 17時15分
厚生労働省が発表した近畿2府4県の先月(9月)の有効求人倍率は、1・14倍となりました。前の月を0・02ポイント上回り、2か月ぶりに上昇しました。前の年の同じ月に比べると宿泊・飲食業が上昇した一方、建設業や製造業は落ち込みました。
大阪労働局によりますと、飲食業では大阪で大手外食チェーンが大口の求人を出したほか、各府県で新たな店舗の開業による需要がありました。製造業からは「売り手市場で工場の夜勤を嫌気する求職者が多い」という報告がありました。
府県別の有効求人倍率は、京都1・23倍、大阪1・19倍、奈良1・15倍、和歌山1・12倍、滋賀1・02倍、兵庫1・01倍で、兵庫と和歌山以外の2府2県は上昇しました。
一方、総務省が発表した近畿の先月の完全失業率は前の年の同じ月に比べて、0・3ポイント改善し、2・8%でした。