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和歌山市、東京都北区と連携

2024年10月22日 18時16分

政治

和歌山市は、防災や観光などの分野で、東京都北区と連携協定を結ぶことになり、来月(11月)5日に、和歌山市役所で締結式を行います。

東京都北区との連携事業を発表する尾花市長

東京都北区は、江戸時代に、紀州藩出身の8代将軍・吉宗(よしむね)が命じて、サクラを植えたといわれている飛鳥山(あすかやま)公園や、明治時代に外務大臣をつとめた陸奥宗光(むつ・むねみつ)の邸宅跡の旧古河(ふるかわ)庭園などがあり、和歌山との関係性もあり、今回の連携につながりました。

連携は、能登半島地震の発生や南海トラフ地震 臨時情報の発表を受け、防災対応を強化するほか、被災者の支援に当たることを目的に、食料や飲料水の提供、職員の派遣、被災児童・生徒の一時受入などで協力します。

協定の締結式には、和歌山市の尾花正啓(おばな・まさひろ)市長と東京都北区の山田加奈子(やまだ・かなこ)区長が出席して行われます。また、これを記念して、サクラの苗木を交換したり、北区内にある和歌山ゆかりの地から、文京区にある和歌浦の風景を模した庭園、六義園(りくぎえん)までを訪ね歩く、ウォークイベントを行うほか、陸奥宗光生誕180年の記念講演会も予定し、和歌山と東京都北区の結びつきを深めていくことにしています。和歌山市の尾花市長は、「幅の広い交流をしたい」と連携に期待を寄せています。

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