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訪日客カード消費1・46倍、和歌山は4・5倍の伸びに

2024年10月20日 11時52分

経済

日本を訪れた外国人客が今年1月から7月にクレジットカードを利用した金額が、新型コロナウイルスが流行する前の2019年の同じ期間に比べて1・46倍に増えたことが分かりました。三井住友カードの調査で分かったもので、45の都道府県でコロナが流行する前を上回り、宿泊やレジャーでの消費が伸びました。

国や地域別で利用額が最も多かったのは、中国でしたが、訪日客の数が回復しておらず、コロナの流行前に比べると半減しました。中国に次いで利用額が多かったのは、アメリカ、台湾、韓国の順で、コロナの流行前に比べて2倍から3倍程度伸びました。

また、都道府県別の伸び率は、温泉旅館が人気の山形が5・8倍で最も大きく、和歌山が4・5倍、熊本が3・5倍で続いています。このうち熊本は、TSMCの工場建設による台湾などからのビジネス需要の可能性があります。

その一方で、中国人観光客の落ち込みが響いた三重は59・8%減少し、岡山も7・9%減って、コロナの流行前を下回りました。

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