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高野山・金剛峯寺御影堂など重要文化財へ

2024年10月18日 17時19分

歴史・文化

国の文化審議会はきょう(18日)、高野山・金剛峯寺御影堂(みえどう)など9棟と金堂、根本大塔(こんぽんだいとう)を新たに重要文化財に指定するよう文部科学大臣に答申しました。

御影堂(みえどう)は、弘法大師の仏像や位牌を安置する持仏堂(じぶつどう)として建立されましたが、後に真如親王(しんにょしんのう)直筆の「弘法大師御影像」を奉安し、御影堂と名付けられました。

桁行(けたゆき)15・1メートル、梁間(はりま)15・1メートルの向背付宝形造(こうはいほうぎょうづくり)の建物です。
高野山でも最重要の聖域と位置付けられ、一般参拝は年に1度、旧暦3月21日に行われる「旧正御影供(きゅうしょうみえく)」の前夜、御逮夜法会(おたいやほうえ)の後のみ可能となっています。

文化審議会ではこのほか、草花を伝統的な技法で生ける「華道(かどう)」と手作業で茶を作り上げる「手揉(ても)み製茶」を登録無形文化財にするよう文部科学大臣に答申しました。

また、京都府宇治(うじ)市にある萬福寺(まんぷくじ)の本殿にあたる大雄宝殿(だいおうほうでん)など3棟を国宝に、石川県輪島(わじま)市の総持寺祖院(そうじじそいん)など6件の建造物を重要文化財に指定することも求めました。

いずれも答申通り告示される見通しです。

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