「熊野」ネタの落語会 世界遺産登録20年記念し、和歌山県那智勝浦町で
2024年10月09日 18時05分
「熊野古道(くまのこどう)」を含む「紀伊(きい)山地の霊場と参詣道(さんけいみち)」が世界遺産に登録されてから20年となったのを記念して、熊野をネタにした落語会が来月、那智勝浦町で開かれます。
この落語会は来月23日、那智の滝が望める青岸渡寺で開かれ、世界遺産に登録された2004年に五代目桂文枝(かつら・ぶんし)さんが残した創作落語「熊野詣(くまのもうで)」を弟子の桂枝曾丸(かつら・しそまる)さんが披露します。
また、熊野信仰に関連する古典落語「三枚起請(さんまいきしょう)」を桂坊枝(かつら・ぼうし)さんが演じるほか、那智の滝が舞台となっている「宗珉(そうみん)の那智の滝」を地元の社会人落語家熊野家三九郎(くまのや・さんくろう)さんが聞かせます。
枝曾丸(しそまる)さんは「聖地で演じさせていただくのは夢のようです。落語を通じて熊野の素晴らしさを伝えたい」と話しています。