【衆院選】立憲・和歌山市議の新古祐子氏を和歌山2区で擁立
2024年10月07日 12時15分
今月(10月)15日の公示を8日後に控えたきょう(7日)立憲民主党は、新人で和歌山市議会議員の新古祐子(しんこ・ゆうこ)氏52歳を、和歌山2区から擁立することを発表しました。
新古氏は、1971年、和歌山市出身で、県立和歌山西高校から佛教大学を卒業後、塾講師や、湯浅町の醤油会社の営業企画担当などを経て、去年(2023年)の和歌山市議会議員選挙で、日本維新の会から立候補して初当選しましたが、その後、党の方針に合わないとして離党し、最大会派の創和(そうわ)クラブへ移籍していて、現在1期目です。
新古氏は、きょう午前、和歌山城ホールで、立憲民主党県連の山本忠相(やまもと・ただすけ)代表と、オンラインで立憲民主党の小川淳也(おがわ・じゅんや)幹事長が立ち会うなか記者会見を開き「立憲側からのオファーをうけ、国政進出を考えているなかで悩みに悩み抜いて立候補を決意した。維新については“身内を守る体制”だったことが残念に思ったが今はノーサイドだと思っている。立憲はまっとうな政治を貫き、弱い立場の人を守る、最も庶民の側に立った政党だと共感した。女性の活躍を支援する社会にしたい。一部の人だけでなく、すべての人に本当の意味での地域の活性化をもたらしたい。裏金・世襲問題を批判するネガティブな訴えだけでは世の中は変わらない。真面目にコツコツ働く人が報われる社会にしたい」と立候補の理由を語りました。
立候補表明がきょうになった理由について、県連の関係者は「8月の下旬に党からオファーをし、新古氏が先月(9月)下旬に了解を得た」と説明しました。
立憲民主党の小川幹事長は「地場産業の振興と発展に尽力し、地域の課題や悩みを共有できる新しいタイプの候補だ。裏金・世襲問題による政治不信の震源地・和歌山2区から意を固めての立候補表明に感謝する」と述べ、党本部として全力で支援することを表明しました。
和歌山2区では、自民党の新人で二階俊博(にかい・としひろ)元・党幹事長の三男・二階伸康(のぶやす)氏46歳と、無所属で元・自民党参議院幹事長の世耕弘成(せこう・ひろしげ)氏61歳が出馬を表明し、事実上の保守分裂となっているほか、共産党の新人で元・県議会議員の楠本文郎(くすもと・ふみろう)氏70歳と、無所属の新人で元・総務官僚の本間奈々(ほんま・なな)氏55歳も立候補を表明しています。