熊野那智大社でお点前披露、茶人・川上不白しのぶ、和歌山県

2024年10月06日 17時21分

社会

和歌山県那智勝浦町の世界遺産、熊野那智大社で、きょう(6日)、ご神体の「那智の滝」を信仰していたと伝わる江戸時代の茶人、川上不白(かわかみ・ふはく)をしのぶ献茶式が行われました。

不白を流祖とする江戸千家(えどせんけ)宗家(そうけ)・蓮華庵(れんげあん)の
川上閑雪(かわかみ・かんせつ)家元65歳が、礼殿で厳かにお点前を披露しました。例年は、滝の前で行われていましたが、この日は、悪天候のため、会場を移して行われました。

不白は、現在の新宮市生まれと伝わっていて、没後200年に当たる2007年の翌年から、秋に献茶が行われています。川上家元は「平穏を祈り、無心で茶を供えた。この地を訪れるたびに流祖を思う」と話しました。

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