御船祭の早船蔵出し 和歌山・熊野速玉大社
2024年10月01日 18時17分
和歌山県新宮市の世界遺産・熊野速玉大社(くまのはやたまたいしゃ)で行われる「御船祭(みふねまつり)」を前に、まつりの呼び物「早船競漕(はやぶねきょうそう)」で使われる船が、けさ(1日)、境内の倉庫から出されました。船は9隻あり、船をこぐ若者たちが、熊野速玉大社の倉庫に集まり、次々と運び出しました。
競漕に出場する新宮市消防本部の職員、後岡賢(うしろおか・けん)さん42歳は「気が引き締まった。いよいよ本番。優勝を目指す」と意気込みを語りました。
早船は、スギやヒノキで作られた長さ9メートルほどの小型の船です。
早船競漕は、15日と16日に開かれる御船祭のクライマックスを飾る行事で、16日夕方に行われます。9隻は、新宮市内の各地区の名前が入ったのぼりを立てて、大社近くを流れる熊野川(くまのがわ)上流の中州「御船島(みふねじま)」を3周するなどして速さを競います。