現職の死去に伴うみなべ町長選挙は、きょう（２９日）投票が行われ、即日開票の結果、無所属・新人で、元町議会議員の山本 秀平(やまもと・しゅうへい)氏３２歳が、同じく新人の候補をやぶり、初当選しました。

みなべ町選挙管理委員会が、今夜８時５３分に発表した開票結果は次の通りです。敬称は省略します。

当選　山本 秀平(やまもと・しゅうへい)　無所属・新　４３９３票
　　　早川 正志(はやかわ・まさし)　無所属・新　３０５７票

以上が、この日行われたみなべ町長選挙の開票結果でした。

投票率は、７６・８０％で、選挙戦となった２０年前、旧南部町(みなべちょう)と旧南部川村(みなべがわむら)が合併して、現在のみなべ町が誕生したことに伴う２００４年の町長選挙に比べ、１３・０９ポイント低くなりました。当日有権者数は、９８４０人でした。

町長に初当選した山本氏は、県立田辺高校、石川県立大学を卒業後、実家の農園を継ぎ、２０２０年から町議会議員をつとめていました。支持者らと万歳をして当選を喜んだ山本氏は、抱負について、若年層の人口減少に歯止めをかけることや防災対策、基幹産業の梅をとりまく新たな課題に取り組みたいと話しました。

みなべ町では、今年８月、現職だった小谷 芳正(こたに・よしまさ)氏、当時７４歳が、４期目の途中で死去したことから、新人同士の一騎打ちの選挙戦となりました。