2県結ぶ橋の上で綱引き、和歌山と三重、道路完成で
2024年09月29日 16時38分
和歌山県新宮市と三重県紀宝町(きほうちょう)を結ぶ、新たな道路が完成したことを祝って、きょう(29日)、両県の住民640人が、県境の熊野川(くまのがわ)に架かる新しい橋の上で綱引きをして交流しました。これは、両県を結ぶ新しい橋「熊野河口大橋」821メートルを含む、「新宮紀宝道路(しんぐうきほうどうろ)」2・4キロの完成を祝うイベントのひとつとして行われました。
綱引きには、子どもの部と大人の部があり、「わっしょい、わっしょい」のかけ声が響く熱戦の末、ともに和歌山県が勝ちました。新宮市の少年サッカーチームの仲間と参加した小学6年生の男の子は「楽しかった。最高」と喜んでいました。
交流綱引き大会は、地域住民の親睦を図る目的で、1999年から2004年まで実施され、その後、行われていませんでしたが、新しい道路の完成を祝って、20年ぶりに復活しました。新宮市の66歳の自営業の男性は「過去は連敗していた。勝利できてうれしい。古い橋を活用して、地域活性化のイベントとして、続けてはどうか」と話していました。