白浜町でオンデマンドバス、10月から運行
2024年09月22日 17時31分
白浜町内で、来月(10月)1日から、オンデマンドバスサービス「チョイソコしらはま」の運行が再開されます。
白浜空港や白浜駅、また、その周辺地域では、夕方の時間帯を中心に慢性的なタクシー不足となっていることから、それを補う交通手段として、時刻表や決まった経路がない事前予約制の乗り合いバスを運行するもので、乗客が乗り降りしたいバス停と希望日時を予約すると、AIが最適な経路を抽出し、希望するバス停からバス停までを送迎します。
運営する南紀白浜エアポートとJR西日本では、今年(2024年)1月から2月に運行の実証実験を実施、観光客閑散期にもかかわらず、1日最大45人、期間を通じてあわせて850人の利用がありましたが、予約が午後6時台に集中し、希望時間やルートがマッチせず、予約が成立しにくいといった課題が浮き彫りになりました。
このため、今回は、運行車両台数を増加させるほか、バス停の見直しや予約システムの改修も実施し、利用客の増加を目指しています。また、増加するインバウンドに対応するため、多言語対応も可能にするということです。
オンデマンドバス「チョイソコしらはま」は、来月1日から来年2月25日までの毎日、正午から午後11時半まで運行され、料金は1乗車あたり、中学生以上が680円、小学生は340円で、決済手段は現金のほか、クレジットカードや交通系ICカードなどが利用できます。
乗り降りできるバス停は、駅や空港、観光スポットや観光施設など町内に18か所あり、予約はWEB限定で、乗車日の1週間前から乗車指定時刻の15分前まで行うことができます。