白浜町の水難偽造殺害事件 最高裁で有罪確定/和歌山県

2024年09月18日 16時25分

事件・事故社会

白浜町で 2017年水難事故を装って当時28歳の妻を殺害したとして、殺人罪に問われた野田孝史被告38才について最高裁判所第二小法廷は、被告の上告を棄却する決定をしました。決定は今月13日付です。最高裁の草野耕一裁判長は懲役19年とした1審と2審を支持する決定をし、判決が確定します。

この事件を巡って弁護側は、「事故だった可能性がある」として被告の無罪を主張しましたが、2021年3月、一審の和歌山地方裁判所の判決は被告が事件の前日にインターネットで「溺死に見せかける」などと検索していて、妻にかけられた死亡保険金を得るのが目的の殺害と認定しました。2審の大阪高裁も今年3月この判断を支持しました。判決によりますと、この事件は2017年7月18日の午後白浜町の海で妻を溺れさせ、低酸素脳症で死亡させました。

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