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和歌山県内の地価下落率・3年連続で低下

2024年09月17日 18時53分

経済

土地取引の算定基準となる和歌山県内のことし(2024年)の基準地価が、きょう(17日)公表され、住宅地は34年連続、商業地は33年連続で下落しましたが、下落率はいずれも縮小しました。

また工業地はプラス0・1%で、1991年以来、33年ぶりの上昇となりました。

26年連続商業地最高値のミナカタビル前(和歌山市友田町5丁目)

これは、和歌山県が、ことし7月1日現在で県内213か所の地価を調べたものです。

それによりますと、平均変動率は、住宅地はマイナス0・6%で減少幅は去年より0・2ポイント縮小した一方、和歌山市内の平均変動率はプラス0・2%で、1990年以来34年ぶりの上昇です。

価格が上昇しているのは、和歌山市や田辺市、紀の川市、岩出市などとその周辺部で、利便性の高い場所や、紀南地方の高台など26地点です。

商業地はマイナス0・2%で減少幅は去年より0・3ポイント縮小しています。

価格が上昇しているのは和歌山市の和歌山駅と和歌山市駅の周辺、市内中心部、それに岩出市の主要道路沿いを中心とした16カ所で、価格上昇地点があるのは3年連続です。

住宅地の最高値()は12年連続で和歌山市吹上()(ふきあげ)4丁目6番10で、価格は去年より千円アップの1平方メートルあたり19万7千円です。

商業地の最高値は26年連続でミナカタビルの建つ和歌山市友田町()5丁目50番で、価格は去年より7千円上昇し、1平方メートルあたり45万2千円です。

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