白浜の男性と和歌山市の女性、特殊詐欺被害相次ぐ
2024年09月02日 18時28分
白浜町の50代の男性がSNSで知り合った人物の話を信じ、100万円余りをだまし取られたほか、和歌山市の80代の女性が、金融機関の職員を名乗る男に、キャッシュカードを騙し取られ、口座から20万円を引き出される被害がありました。
それぞれ、白浜警察署と和歌山北警察署が、特殊詐欺事件として捜査しています。
警察によりますと、白浜町の男性は、今年5月、SNSで知り合った台湾人女性を名乗る人物と連絡を取り合ううちに好意を抱き、女性からの「急須を購入すれば今後値上がりする」という話を信じ、指定の口座に、複数回にわたり、あわせて102万円を入金しました。
そして、女性から「急須の価値が上がったので600万円を振り込む」と連絡があり、この時に保証料として38万円を要求されたことから詐欺だと気づき、きょう(2日)警察に届けて被害がわかりました。
一方、和歌山市の女性は、先月(8月)30日、金融機関の職員を名乗る男からの「キャッシュカードが新しくなるので古いキャッシュカードを預かります」という電話を信じ、言われるままに自宅を訪れた金融機関の職員を名乗る男にキャッシュカードを手渡しました。
その後、不審に思った女性が金融機関に確認したところ、20万円が引き出されていることがわかり、きょう(2日)警察に届けました。
警察では、「必ず儲かる」や「キャッシュカードを渡して」などは詐欺を疑い、特殊詐欺被害防止専用フリーダイヤルで確認するよう注意を呼びかけています。電話は0120・508・878(これわ・わなや)です。