再来年（２０２６年）４月に、東牟婁郡内に夜間中学の開校を目指す和歌山県では、夜間中学について理解を深めてもらおうと、田辺市と新宮市でフォーラムを開くことになり、参加者を募集しています。

夜間中学は、義務教育を修了しないまま中学年齢を経過した人や、不登校など様々な理由で十分な教育を受けられずに中学校を卒業した人、外国籍で義務教育相当の教育を受けていない人などを受け入れ、夜の時間帯に授業が行う公立の中学校のことです。

フォーラムは、「夜間中学ってなんだろう、夜間中学を知ろう」をテーマに、来月（９月）２８日に新宮市の丹鶴(たんかく)ホール、翌２９日には、田辺市のＢｉｇ・Ｕ(ビッグ・ユー)で、いずれも午後１時半から開催され、夜間中学設置の意義についての講演や、夜間中学の学び方などについてのパネルディスカッションが行われます。

定員は両会場とも１００人程度で、参加は無料ですが、参加希望者は、来月１８日までに県教委・義務教育課への申し込みが必要です。

文部科学省では、夜間中学について、各都道府県・政令指定都市に１校は設置されるよう、設置の促進を行っていて、和歌山県では、来年（２０２５年）４月、和歌山市内に開校するのに続き、再来年４月に東牟婁郡内に開校したい考えです。