和歌山県内犯罪情勢7月暫定値・詐欺が対前年比80件増
2024年08月22日 19時05分
和歌山県警察本部は、きょう(22日)ことし(2024年)1月から先月(7月)にかけて県内で起きた犯罪件数の速報値を発表し、詐欺事件が255件と、去年(2023年)の同じ時期と比べて80件も増加したことがわかりました。
県警生活安全企画課のまとめによりますと、県内のことし1月から7月までの刑法犯認知件数は2354件で、去年の同じ時期より29件減りました。
このうち、詐欺事件は255件で全体の10・8%を占め、去年の同じ時期と比べて80件増えています。
詐欺事件の内訳は、SNS型投資詐欺が最も多い57件、架空料金請求詐欺が49件、SNS型ロマンス詐欺が23件などとなっています。
被害総額は、去年1年間が3億6千万円だったのに対し、ことしは7月末時点ですでに9億9300万円と、去年1年間の3倍にまでのぼっています。
被害者の年代は、特殊詐欺・SNS型投資詐欺ともに20代から80代以上の男女で、SNS型ロマンス詐欺は40代と50代の男性が多くなっています。
和歌山県警では、被害額の高額化や、最近目立っているSNS型の詐欺の横行に警戒を強めると共に、県民に対しても、ネットで見かけるもうけ話や、有名人の名前をかたる投資話にはだまされないよう、きしゅう君の防犯メールやXなどで呼びかけています。
さらに、詐欺を疑われる電話やメールなどがあった場合は、県警が開設している特殊詐欺被害防止専用の相談窓口「ちょっと確認電話」へ通報するよう求めています。電話番号は0120(508)878番「これは、わなや」と覚えてください。