怖い鬼に子ども泣き叫ぶ 九度山町の椎出厳島神社

2024年08月17日 16時25分

歴史・文化

九度山町の椎出厳島(しいでいつくしま)神社できのう(16日)、五穀豊穣(ほうじょう)や災難よけなどを祈願する「椎出鬼の舞」が奉納されました。

南北朝時代から続くとされる伝統神事で、長い棒を持った鬼が、裃(かみしも)姿の十人衆を従えて境内に登場し、本殿前で豪快に棒を振り回す舞を披露しました。

見せ場は鬼が境内を走り回る「乱の舞」で、赤い髪の鬼が母親らに抱かれた子どもに顔を近づけ「ウー」と声を出して威嚇すると、子どもが泣き叫び、そのたびに歓声が湧きあがりました。

地元では鬼に触れられると丈夫に育つと伝わり、愛知県大府市から家族で来た会社員山田綾(やまだ・あや)さん38歳は「子どもが鬼に抱っこされて泣かせてもらったので満足です」と話していました。

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