南海トラフ地震臨時情報終了・岸本知事「引き続き命守る為の行動を」

2024年08月15日 19時04分

政治災害・防災

南海トラフ巨大地震臨時情報の発表から1週間が経ち、政府がきょう(15日)午後5時で防災対応の呼びかけを終了したのに伴い、和歌山県の岸本周平知事は県民に対し「呼びかけへの冷静な対応に感謝するとともに、引き続き、地震の発生に注意し、命を守るための行動に取り組んで欲しい」とするメッセージを発表しました。

和歌山県の岸本知事

岸本知事は、今月(8月)8日に臨時情報が発表された際、県でも災害対策本部を設置し、県民に、通常の生活を送りつつも、避難場所や安全な避難経路の確認、1週間程度の水や食料の備蓄など、地震の備えを再確認するよう呼びかけました。

その後、1週間が経過し、巨大地震につながるような変動は確認されておらず、きょう(15日)午後5時、国は防災対応への呼びかけを終了しました。

この間、紀南地方を中心に、海水浴場などの閉鎖やイベントの中止、JRの特急運転休止などが相次ぎ、観光シーズンもあいまって、県民や旅行客の動向に影響しました。

岸本知事は「呼びかけに対して、冷静な対応と協力をいただき、防災意識を高めていただいたことに感謝する。依然として、大規模地震が起きる可能性はなくなったわけではないので、今回高めた防災意識を保ちながら、引き続き地震の発生に注意し、命を守るための行動に取り組んで欲しい」と話しています。

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