【南海トラフ地震臨時情報】白良浜など県内の4か所の海水浴場を再開/和歌山県
2024年08月15日 15時28分
南海トラフ地震臨時情報発表後白浜町は閉鎖していた白良浜海水浴場など4つの海水浴場をきょう(15日)午前から再開しました。巨大地震発表注意の時の規定はなく白浜町の大江康弘町長が安全確保を重視して海水浴場の閉鎖を判断しました。再開した白良浜海水浴場には避難経路を示す多言語のチラシが目立つところに貼られていて、「(地震発生を想定し)すぐに上がれる状態で遊泳をお願いします」とアナウンスが流れました。大江町長は記者の質問に対し「命をどのように守るかを求めた結果がこの一週間だった。何もなくてよかった」と話しました。白浜町では海水浴場閉鎖に加え花火大会も中止されました。白浜町は一年間で最も多い観光客数の多い時期で、町によりますと例年8月の宿泊者数は、延べ20万人だということです。市町村との情報共有を務めた県の担当者は、「市町村はこの一週間多くの対応をゆだねられ、難しいかじ取りを迫られた」と話しています。県や和歌山市ではきょう(15日)午後災害対策本部を開き、これまでの総括と現状の報告などを行います。