海南市で井澤弥惣兵衛を知る歴史講演会

2024年08月13日 16時19分

歴史・文化

紀州藩の土木技師で、徳川八代将軍・吉宗の命を受け、関東平野に見沼代用水(みぬまだいようすい)()を整備した井澤弥惣兵衛(いざわ・やそべえ)())の功績を学ぶ歴史講演会が、今月(8月)25日、海南保健福祉センターで開かれます。

これは、和歌山の有志でつくる歴史研究グループ「井澤弥惣兵衛さんを知ろう会」が主催するものです。

弥惣兵衛は、現在の海南市の出身で、紀州藩主時代の吉宗の命で紀の川流域に小田井用水を整備したほか、吉宗が徳川八代将軍になったあとも重用され、関東平野に見沼代用水を整備し、それぞれの新田開発に貢献しました。

川の流れを直線化して強固な堤防を整備する弥惣兵衛が用いた紀州流と呼ばれる土木工法は、その後の新田開発の主流となりました。

歴史講演会では、環境学博士で埼玉県朝霞市()(あさかし)文化財保護審議委員の橋本直子(はしもと・なおこ)()さんが「井澤弥惣兵衛と関東の開発」というテーマで講演します。また、合唱と琴の演奏も行われます。

参加費は無料ですが、資料の準備などのため事前の申し込みが必要です。

申し込みと問い合わせは「井澤弥惣兵衛さんを知ろう会」で応じています。電話番号は073(487)2643番、または090(3035)1371番です。

この歴史講演会は、8月25日の午後1時半から、海南市日方()(ひかた)の海南保健福祉センターで開かれます。

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