第五福竜丸、被ばく70年展 建造地の串本
2024年08月06日 18時20分
アメリカが太平洋のビキニ環礁で実施した水爆実験でマグロ漁船の「第五福竜丸(ふくりゅうまる)」が被ばくしてからことしで70年になったことに合わせて船が建造された串本町できょう(6日)から、記念の展示会が始まりました。
第五福竜丸は1947年に串本町でカツオ漁船として建造され、マグロ漁船に改造された後1954年に水爆実験で被ばくしました。
串本町の文化センターで始まった展示会では世界の核被害を追うフォトジャーナリストの豊崎博光(とよさき・ひろみつ)さんが撮影した被ばく者の写真などが展示されています。
また、1959年に公開された映画「第五福竜丸」が上映されるほか、東京都江東(こうとう)区にある第五福竜丸展示館の学芸員・安田和也(やすだ・かずや)さんの講演会も行われます。
展示会は入場無料で今月11日まで開催されます。