全国学力テスト・和歌山県は中学校で全国平均やや下回る

2024年07月29日 17時00分

教育社会

ことし(2024年)4月に全国の公立の小学6年生と中学3年生を対象に行われた文部科学省の全国学力テストの結果が、きょう(29日)公表され、平均正答率は、小学生は国語・算数とも 全国平均とほぼ同じになった一方、中学生は全国平均をやや下回る結果となりました。

今回の学力テストは、県内の全ての公立の小中学校と義務教育学校、特別支援学校を対象に小学6年生およそ6600人、中学3年生およそ6千人が参加しました。

小・中いずれの教科でも、資料や文章を解読して深く読み解く力に課題が見られました。

同時に行われた学習状況調査をみると、1日のうち、学校の授業時間以外に「全く勉強をしない」と回答した児童や生徒の割合は、和歌山県では、小学生が全国平均を1・8ポイント上回る7・1%、中学生が全国平均を3ポイント上回る9・6%になったことがわかりました。

和歌山県教育委員会では「“授業の内容はよく分かる”“地域や社会をよくするために何かしてみたいと思う”と答えた児童や生徒の割合が全国を上まわったが、“総合的な学習の時間では、自分で課題を立てて情報を集め整理して、調べたことを発表するなどの学習活動に取り組んでいる“と回答した児童や生徒の割合は、全国を下回った」と分析し、今後に活かす方針を示しています。

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