106回全国高校野球選手権和歌山大会 智辯和歌山と近大新宮 決勝へ

2024年07月27日 16時36分

スポーツ

和歌山市の紀三井寺公園野球場で行われている第106回全国高校野球選手権和歌山大会は大詰めを迎えた15日目の今日、準決勝2試合が行われ、智辯和歌山と近大新宮が決勝に進出しました。

今年春の選抜大会出場の田辺と春の近畿大会準優勝の智辯和歌山との激突となった第1試合は、内野スタンドがほぼいっぱいに埋まる今大会一番の観衆が詰めかけました。

序盤は田辺のエース寺西(てらにし)がピンチを招くものの智辯和歌山打線を0点に抑えましたが、中盤に入った5回裏、智辯和歌山はランナーを1塁に置いて5番・松嶋(まつしま)がタイムリースリーベース。

7番・1年生の松本(まつもと)のタイムリーで松嶋(まつしま)が返って智辯和歌山は2点を先取しました。

これで流れを引き寄せた智辯和歌山は6回にも4番・花田(はなだ)のタイムリーで1点を追加し、なおも満塁として6番・上田(うえだ)の自身この大会2本目となる満塁ホームランでこの回一挙5点を加えました。

智辯和歌山の先発・2年生エースの渡邊(わたなべ)は、田辺打線を7イニングをヒットわずか3本に抑えて、結局7対0の7回コールドで智辯和歌山が田辺をくだし、選手権和歌山大会では2年ぶり28回目の決勝戦進出を決めました。

続く第2試合は和歌山東と近大新宮が初の決勝戦進出をかけて対戦しました。

この試合近大新宮は3回表、1番・李(い)のスリーベースヒットとワイルドピッチで1点を先制、4回以降は和歌山東の増岡(ますおか)、前芝(まえしば)両投手の力投の前に追加点を奪えず1対0のまま最終回を迎えました。

9回近大新宮は5番・1年生矢守(やもり)のツーベースヒットを足掛かりに7番・吉岡(よしおか)のスクイズと1番・李(い)のライトへの犠牲フライで待望の追加点、2点を挙げて、3対0とリードを広げました。

その裏和歌山東は7番・芝(しば)のツーベースヒットとファーボール2つでワンアウト満塁のチャンスをつかみましたが、近大新宮は先発西田(にしだ)からマウンドを引き継いだ田中(たなか)と小田島(おだしま)がリードを守り切り、3対0で和歌山東を破って創部20年目で初の決勝戦進出を決めました。

決勝戦はあさって(29日)午前10時から智辯和歌山と近大新宮との間で甲子園出場をかけて争われます。

和歌山放送では、あさって(29日)の決勝戦の模様を午前9時30から実況生中継でお送りします。

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