みなべ町沖でダイビング講習中の大阪府の女性が死亡
2024年07月25日 16時54分
けさ(25日)みなべ町沖の海で、ダイビングのライセンス取得のための実習を受けていた大阪府の59歳の女性が、海中で具合が悪くなり引き上げられましたが、搬送先の田辺市内の病院で死亡しました。
田辺海上保安部の調べによりますと、きょう午前10時ごろ、みなべ町の堺港から沖へおよそ3キロのミサチ島付近の海で、田辺市内のダイビング会社のインストラクターの指導でライセンス講習を受けていた大阪府東大阪市の59歳の女性が、水深25メートル付近で「浮上したい」とサインを出しました。
女性はインストラクターと一緒に水深5メートル付近まで浮上し、減圧症予防のためいったんとどまっていましたが、目がうつろになっていることにインストラクターが気付き、ほかのダイビング客も手伝って、女性を水面のボートまで引き上げました。
女性は心肺停止の状態で、119番通報で駆けつけた救急車で田辺市内の病院に運ばれましたが、午前11時40分、死亡が確認されました。
当時、現場周辺の天気は晴れで、水温は28度、南南西の風3メートルで、波は穏やかでした。
田辺海上保安部で女性の死因などを詳しく調べています。