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【高校野球】和歌山大会11日目、田辺が延長の末、新宮・新翔連合チームを制す/和歌山

2024年07月22日 18時53分

スポーツ社会

和歌山市の紀三井寺公園野球場で行われている第106回全国高校選手権和歌山大会は、11日目のきょう(22日)3回戦3試合が行われ、第2試合では延長戦になり、田辺が新宮・新翔の連合チームに勝ってベスト8入りしました。

第1試合で近畿大学附属新宮高校と高野山高校との間で3回戦が行われ、近大新宮が6対1で高野山をくだしました。近大新宮は序盤の3回にワイルドピッチで1点を先制、4回に3番和嶋(わじま)のタイムリー、5回には1番李(い)の3塁打と2番瀧ヶ平(たきがひら)の内野安打が飛び出し、前半で4対0とリードを広げました。一方高野山は7回表に4番今井(いまい)がセンターに犠牲フライを打ち上げて1点を返しましたが、近大新宮は8回にも矢守(やもり)が3塁打を放ってダメ押しの2点を取り、結局6対1で高野山をくだしてベスト8進出を決めました。近大新宮は大会13日の第2試合で耐久と対戦します。

続く第2試合の新宮・新翔の連合チームと田辺との3回戦は壮絶な打ち合いによるタイブレークの結果、延長10回9対8で田辺がサヨナラ勝ちしました。この試合先制したのは新宮・新翔で、2回表ワイルドピッチで1点、4回には3番坂地(さかじ)と4番西内(にしうち)の長短打で2点を加え、3対0とリードしました。しかし田辺は4回裏3番山本結翔(やまもとゆいと)の2点2塁打など6本のヒットを連ねて一挙6点を挙げ、6対3と逆に3点をリードしました。逆転した田辺は6回にも4番山本陣世(やまもとじんせい)のタイムリーで1点を追加し、4点差にリードを広げましたが、粘る新宮・新翔は8回表1年生の6番油谷(ゆたに)がツーランスクイズを決めるなどして5点を挙げ8対7と再逆転しました。これに対し田辺は9回裏途中出場の2番柳田(やなぎだ)が土壇場でレフト前に運んで同点に追いつき、タイブレークの延長10回9番の尾崎(おざき)が無死満塁から絶妙のスクイズを決めて1点を勝ち越し9対8の打撃戦にピリオドを打って、センバツ帰りの意地を見せました。勝った田辺は、大会14日の第1試合で海南と対戦します。

また第3試合の南部対海南の3回戦は9回裏にレフトへの犠牲フライを放って3塁ランナーを迎え入れた海南が、5対4と南部にサヨナラ勝ちしました。海南は1点を先行された1回裏3番の1年生野田(のだ)のタイムリーなどで2点を挙げて1点勝ち越し、3回には4番木下(きのした)がレフトに2点2塁打を放って4対1と3点にリードを広げました。これに対し南部は6回表3番白石(しらいし)と6番檜皮(ひわだ)の2本の2塁打など5本の長短打を集めて3点を返して、4対4の同点に追いつきました。しかし海南は9回裏二つのファボールでつかんだ1死2,3塁のチャンスに、2番の2年生森本(もりもと)がレフトに大きなフライを打ち上げて3塁ランナーの弓中(ゆみなか)を迎え入れ、5対4とサヨナラ勝ちして南部との接戦を制しました。

大会12日目のあす(23日)は第1試合和歌山南陵対智辯和歌山、第2試合日高中津対日高の2試合が予定されています。和歌山放送ではあす(23日)もラジオで紀三井寺公園野球場から試合の模様を実況中継します。

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