【高校野球】和歌山大会10日目、和歌山東・桐蔭・耐久がベスト8へ
2024年07月21日 17時44分
夏の甲子園をめざす高校野球和歌山大会は、10日目のきょう(21日)から3回戦に入り、和歌山市の紀三井寺公園野球場で、3試合が行われ、シード校の和歌山東と桐蔭、それに、シード校の耐久が、ベスト8に勝ち上がりました。
第1試合、田辺工業 対 和歌山東は、7対0の7回コールドで、シード校の和歌山東が勝ちました。
この試合は1回、和歌山東は、田辺工業先発の畑野(はたの)の立ち上がりを攻め、ワンアウト1・3塁から4番・辻奨誠(つじ・しょうせい)のセンター前タイムリーで1点を先制しました。和歌山東は、2回には相手守備の乱れで1点、4回は2番・前芝(まえしば)、4番・辻奨誠の2点タイムリー2塁打で3点を加え、5対0とリードを広げました。さらに、5回から登板した田辺工業の2番手・金子(かねこ)から、6回、和歌山東の3番・谷村(たにむら)が大会6号の2ランホームランをライトに放ち、7点差としました。投げては、和歌山東の先発・増岡(ますおか)が、田辺工業打線を3安打無失点に抑え、結局、7対0の7回コールドで、和歌山東が勝ち、ベスト8一番乗りを果たしました。
続く第2試合、桐蔭 対 那賀は、10対3の7回コールドで桐蔭が勝ちました。
この試合、桐蔭は初回、ワンアウト3塁で、3番・井上(いのうえ)のタイムリー内野安打で1点を先制、さらに、5番・岡本(おかもと)のタイムリー2塁打、7番・生駒(いこま)の犠牲フライで2点を追加し、3対0とリードを奪いました。那賀も、2回にノーアウト満塁と桐蔭先発の中尾(なかお)を攻め、8番・堂本(どうもと)の犠牲フライで1点を返し、3対1としました。桐蔭は4回、ツーアウト2・3塁の追加点のチャンスを迎え、3番・井上が、この回途中からリリーフに立った那賀の松本(まつもと)投手からセンター前へタイムリーヒットを打って2者を迎え入れ、5対1とリードを広げました。一方の那賀も、5回にランナー1・2塁から4番のキャプテン小川(おがわ)が左中間にタイムリー2塁打を放ち、2点を返し5対3としました。しかし、桐蔭はその裏、2本のタイムリーとスクイズなどで一挙5点を奪い、10対3と7点差としました。那賀は、得点のチャンスは作るものの桐蔭の上崎(こうざき)、内田(うちだ)とつないだ小刻みな投手リレーの前に得点が奪えず、結局、10対3の7回コールドゲームで、桐蔭が勝ちました。
勝った和歌山東と桐蔭は、大会13日目(24日)第1試合の準々決勝で対戦します。
第3試合の県立和歌山 対 耐久は、10対5でシード校の耐久が勝ちました。
この試合、耐久は2回、ワンアウト1・3塁で、8番・冷水(しみず)のスクイズと、2番・赤川(あかがわ)のタイムリーで2点を先取しました。続く3回には、6番・澤(さわ)の2点タイムリー、4回には、5本の長短打で一挙6点を奪い、耐久が10対0と大きくリードしました。対する県立和歌山は、4回裏、耐久の2番手リリーフ川合(かわい)投手から、5番・吉原(よしはら)の2点タイムリーと、川合投手のボークで3点を返しました。県立和歌山は、6回にも南谷(みなみたに)のタイムリー、最終回には再びマウンドに上がった耐久のエース・冷水(しみず)から、3番・松下(まつした)、4番・大部(たいぶ)の連打で1点を返しましたが、反撃もここまでで、結局、10対5で、シード校の耐久が、県立和歌山をくだしました。
勝った耐久は、大会13日目(24日)の第2試合、準々決勝で、近大新宮と高野山の勝者と対戦します。
大会11日目のあす(22日)は、第1試合は近大新宮 対 高野山、第2試合は新宮・新翔連合チーム 対 田辺、第3試合は南部 対 海南の3回戦3試合が行われます。和歌山放送ラジオでは、あすも午前8時50分から、紀三井寺公園野球場の試合の模様を実況でお伝えします。