すさみ串本道路、開通時期見直しへ

2024年07月21日 16時32分

交通災害・防災経済

国土交通省近畿地方整備局は、建設中の「すさみ串本道路」について、来春としていた開通時期を見直すと発表しました。これは、このほど和歌山県庁で開かれた事業工程会議で明らかにしたもので、通常の掘削では対応できない硬い岩が多数出現したことや、地盤のひび割れが見つかり、対策が必要となったことを理由に挙げています。

すさみ串本道路は、紀勢自動車道の延伸道路で、すさみ町江住(えすみ)と串本町サンゴ台を結ぶ19・2キロの高速道路で、来年(2025年)春の開通を予定していました。

硬い岩が多数出現したのは、串本町和深(わぶか)の安指川(あざしがわ)橋の下部の橋脚杭打ち現場で、通常の掘削機では対応できず、機械の大型化などの対策を講じているものの掘削に時間がかかっているということです。また、すさみ町里野(さとの)の小河瀬谷川(おがわせだにがわ)橋の工事現場では、地盤のひび割れが見つかり、対策工法の検討が求められています。

これらのことから、開通時期については、今後の工事の進捗状況を踏まえ、工程を精査し、改めて決定したいとしています。

一方、すさみ串本道路は、南海トラフ地震などの災害時に緊急輸送路や津波避難場所としても期待されていることから、開通前であっても、必要な際は活用できるよう検討することにしています。

和歌山県の岸本周平(きしもと・しゅうへい)知事は、「すさみ串本道路」の開通時期見直しについて、施工条件の変化に伴うことで、やむを得ないと理解を示した上で、「国土交通省に対し、安全に配慮して工事を進め、進捗状況の情報共有とともに、新たな開通予定時期をできるだけ早く提示し、1日も早い開通を要請した」とするコメントを発表しました。

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