和歌山市は自転車のように座って走行できる「電動サイクル」のシェアリングサービスを導入することになり、和歌山市とサービスに関わる３者がきょう（１８日）和歌山市役所で協定を締結しました。

和歌山市でシェアサービスがはじまる「電動サイクル」は東京のシェアサイクル事業者「Open Street() 」と電動パーソナルモビリティを開発、販売している和歌山市のベンチャー企業「glafit()」が共同開発した、特定小型原付に分類される、自転車のように座って走行できるものです。

「電動サイクル」の導入は千葉市やさいたま市などに次いで全国で４番目で、県内では初めてです。

市内でサービスを行う「ユタカ交通株式会社」と「Open() Street()」、和歌山市の３者がきょう（１８日）、和歌山市役所で協定書を交わしました。

市などによりますと、今回の導入に合わせ、電動サイクルを１０台導入するほか、電動サイクルや既存の電動アシスト自転車を停めるステーションを新たに設置し、合計７か所に増設します。市民や観光客のニーズに対応することになっていて、今後利用状況を見ながら増やしていく方針です。

締結後、会見した和歌山市の尾花正啓（おばな・まさひろ）市長は、「交通の利便性拡大による街の活性化と脱炭素社会に向けた活動として期待している。楽しみながら乗れるので、皆さんにもぜひ乗っていただきたい」と期待を寄せました。

「電動サイクル」のシェアリングサービスはきょう（１８日）からはじまり、「HELLO CYCLING」のアプリをダウンロードすることで使うことができます。