【高校野球】大会3日目、昨年の和歌山大会優勝校市和歌山、田辺に敗れる/和歌山

2024年07月15日 19時44分

スポーツ社会

第106回全国高校野球選手権和歌山大会は、5日目のきょう(15日)2回戦3試合が行われ、昨年の大会優勝校市立和歌山がセンバツ21世紀枠出場の田辺に敗れ初戦敗退しました。また第1試合では選抜大会出場の耐久が勝って3回戦に進出しました。

第1試合は有田中央、貴志川、串本古座の3校の連合チームと春の選抜大会に出場したシード校の耐久が対戦しました。1回表、連合チームは耐久の内野守備の乱れに盗塁を絡め、ノーヒットで1点を先制しました。

1点を先制された耐久はその裏、ワンアウトからランナーを2塁に置いて3番・白井(しらい)のレフトへのタイムリーヒットですぐに同点に追いつきました。

さらに、ツーアウトからランナーを2塁と1塁に置いて6番・澤(さわ)の右中間を破る走者一掃のタイムリースリーベースで2点を追加し、3対1とリードを奪いました。

耐久の先発、エースの冷水(しみず)は初回こそ1点を奪われましたが、その後は連合チーム打線を2安打、7三振を奪う力投で追加点を許しませんでした。

2回、4回、5回と着実に追加点を挙げて7対1とリードを広げた耐久は,7回にもフォアボールやエラーで1点をあげて8対1、7点差としてコールド勝ちを収めました。勝った耐久は、大会10日目(21日)の第2試合で県立和歌山と対戦します。

第2試合は新宮と新翔の連合チームと向陽が対戦し、新宮2校連合が連合チームとしては初めて勝ちました。1回表、新宮・新翔連合チームは1番・田村(たむら)のヒットとデッドボール、それに盗塁でノーアウト3塁・2塁として3番・坂地(さかじ)のレフトへのタイムリーヒットで1点を先制しました。

さらにツーアウト2塁から5番・引地(ひきじ)のセンターへのタイムリーヒットさらに1点を加え、2対0とリードを奪いました。

向陽は2回裏、ツーアウト2塁から1番・立尾(たてお)のタイムリーツーベースヒットで1点を返しました。

この後、ともに得点を重ね、新宮・新翔連合チームは15安打を放って10点、一方、向陽も12安打を放って5点を挙げ、結局、、新宮・新翔連合チームが10対5で両チーム合わせて27安打の乱打戦を制しました。

勝った、新宮・新翔連合チームは、大会11日目(22日)の第2試合で田辺とと対戦します。

第3試合は2回戦屈指の好カード、シード校の市立和歌山とこの春の選抜大会に出場した田辺が対戦しました。

田辺は2回裏、市立和歌山の先発・背番号18を付けた1年生の丹羽(にわ)に対して、ヒットで出たこの回先頭の6番・寺西(てらにし)を送りバントなどで3塁まで進め、ラストバッター小川(おがわ)のレフトへの犠牲フライで1点を先制しました。

3回にも6番・寺西(てらにし)犠牲フライで1点を追加した田辺は6回裏、市立和歌山2人目の背番号10を付けた2年生の2年生の土井(どい)から4本のヒットとフォアボル、犠牲フライも絡めて3点を追加、8回にも市立和歌山3人目・エースの上野から1点を追加してゲームを決めました。

市立和歌山は、ランナーは出すものの田辺の先発・エース寺西(てらにし)の力のあるストレートとキレのある変化球を織り交ぜた粘り強いピッチングの前に得点を挙げることができず、結局6対0で田辺が選抜大会出場の貫録を見せ、シード校の市立和歌山を破りました。

勝った田辺は、大会11日目(22日)の第2試合で新宮と新翔の連合チームと対戦します。

大会6日目のあす(16日)は第一試合紀北農芸と和歌山南陵、

第二試合シード校の智辯和歌山と笠田、第三試合和歌山工業と桐蔭の3試合が行われます。和歌山放送ではラジオで全試合を実況中継します。

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