【高校野球】和歌山大会4日目、田辺工業・和歌山東・県立和歌山が勝つ
2024年07月14日 16時40分
夏の甲子園をめざす高校野球和歌山大会は、4日目のきょう(14日)から2回戦に入り、和歌山市の紀三井寺公園野球場で3試合が行われ、田辺工業と和歌山東、それに、県立和歌山が勝ちました。
第1試合は、田辺工業と神島の田辺市内勢同士という近隣校対決となり、田辺工業が延長10回タイブレーク6対4で神島を下しました。
この試合は、2回表、田辺工業が1アウトから3者連続フォアボールで満塁とし、9番・廣畑の犠牲フライで先制点を奪いました。1点を追う、神島は3回、2アウトからフォアボールとヒットで1・2塁とし、3番今井の左中間タイムリー3ベースヒットで、2人のランナーがかえり、2対1と逆転しました。一方、田辺工業は、4回表、ランナーを2塁において、トップバッターの樫本が左中間に2塁打を放ち、2対2の同点としました。このあと、両者とも2点ずつを挙げ、4対4とし、今大会初の延長タイブレーク戦に入りました。そして、10回表、田辺工業が、1アウト満塁から2番金子の内野安打などで2点を奪い、6対4とした一方、神島はその裏、ランナー2・3塁としましたが、得点することができず、結局、延長10回タイブレーク6対4で、田辺工業が神島を下し、2年連続で初戦突破を果たしました。
勝った田辺工業は、大会10日目の第1試合で、シード校の和歌山東と対戦します。
第2試合はシード校の和歌山東と南部龍神が対戦し、10対0の5回コールドで和歌山東が勝ちました。
この試合、和歌山東は、1回裏、2アウト2塁から、4番辻のレフト前タイムリーヒットで1点を先制すると、2回にも、ランナー2・3塁から、2番前芝のサード強襲ヒットで1点を追加、さらに、ランナー1・3塁から、3番谷村が右中間を破るタイムリーで、ランナー2人を返し、4対0とリードを広げました。さらに、3回には、8番加藤のスクイズで1点、4回には2番前芝のレフト前タイムリーや3番谷村のセンターオーバーのタイムリー3ベースヒットなどで3点を奪い、8対0とリードを広げ、試合を決めました。一方の南部龍神は、和歌山東のエース前芝のランナーを出しながらも要所を締める投球に得点することができませんでした。和歌山東は、5回にも2点を追加し、10対0とし、5回コールドで南部龍神を下しました。
勝った和歌山東は、大会10日目第1試合で、田辺工業と対戦します。
第3試合は、橋本と県立和歌山の対戦で、3対2で県立和歌山が勝ちました。
この試合、1回の表、県立和歌山は、橋本のエース谷の立ち上がりを攻め、2本のヒットと送りバントで1・3塁とし、4番大部(だいぶ)のタイムリーヒットで先制したあと、6番小堀(こぼり)のライト前タイムリーで、1点を追加し、2対0としました。対する橋本は、2回裏、ランナー2・3塁から強い当たりをピッチャー吉原がはじき、3塁ランナーがホームインし、1点を返しました。さらに、1アウトランナー3塁で、三遊間の深いショートゴロの間に3塁ランナーがかえって、2対2の同点に追いつきました。県立和歌山は、6回表、3番松下のライトオーバーの3ベースヒットでノーアウト3塁とし、4番大部のライトへの犠牲フライで、3対2と勝ち越しました。その後、県立和歌山のエース吉原が、ランナーを出しながら橋本打線を0点に抑え、結局、3対2で県立和歌山が接戦を制しました。
勝った県立和歌山は、大会10日目第3試合で、シード校の耐久対有田中央・貴志川・串本古座の3校連合の勝者と対戦します。
大会5日目のあす(15日)は、シード校の耐久対有田中央・貴志川・串本古座の3校連合、向陽対新宮・新翔の2校連合、それに、田辺対シード校の市立和歌山の2回戦3試合が行われる予定です。和歌山放送ラジオでは、あすも、すべての試合を実況生中継でお伝えします。