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【高校野球】1回戦和歌山北、熊野が勝ち進む/和歌山大会

2024年07月11日 18時43分

スポーツ社会

きのう(10日)開幕した第106回全国高校野球選手権和歌山大会はきょう(11日)から試合が始まり1回戦2試合が行われ和歌山北と熊野が勝ち進みました。きょう(11日)は雨のため第1試合の開始が、午後1時と4時間遅れてのスタートとなりました。

開幕試合は昨年準優勝校の和歌山北と紀北工業の対戦で和歌山北が紀北工業を5対1で破り初戦を突破しました。

和歌山北は1回裏、トップバッターの田村がヒットで出塁し、3番比嘉のライト前ヒットで1・2塁としたあと、2アウトから5番川口のセンター前タイムリーヒットで1点を先制しました。続く2回の表、紀北工業は、ヒットと送りバントで、ランナーを2塁に送り、2アウトから、7番幡丸(まんまる)のレフト前ヒットをレフトがエラーした間に、2塁ランナーが帰って1対1の同点に追いつきました。2回の裏、和歌山北は、ヒットと2つのフォアボールで満塁とし、3番比嘉(ひが)のセンター前タイムリーヒットで2点を勝ち越し3対1、その後も和歌山北は、5番山内のレフト前ヒットで1点を追加し、4対1としました。

和歌山北が4回裏に1点を追加した後は、エース比嘉が、紀北工業の反撃を許さず、試合は和歌山北が5対1で紀北工業を下し、2回戦進出を決めました。勝った和歌山北は、大会8日目の第2試合で、那賀と対戦します。

続く第2試合は熊野と星林の対戦で、熊野が星林を7対4で破り、初戦を突破しました。ピッチャーを中心とした守りから試合を作っていくチーム同士の対戦となり、両チームともランナーを出しながら堅い守備に阻まれ、得点することはできませんでした。試合が動いたのは4回の表で熊野はヒットとフィルダースチョイス、フォアボールで1アウト満塁とし、8番古久保(ふるくぼ)のレフトへの犠牲フライで、1点を先制しました。一方4回の裏、星林は2本のヒットと送りバントで、1アウト2,3塁から8番内田の3塁フィルダースチョイスで1点を奪い同点に追いつきました。さらに星林はランナー1,3塁から1番須崎のレフト前ヒットで勝ち越し、2対1と逆転しました。

5回の裏には、星林が3連打で1点を奪い、さらに内野ゴロの間に1点を追加し、4対1と点差を広げました。しかし粘りを見せた熊野は7回の表、サードのエラーと送りバントで2アウトランナー2塁とし、1番寛座(かんざ)のセンター前タイムリーヒットで1点を返して4対2とし、さらに1,2塁から3番尾崎の右中間のタイムリーツーベースで2点をかえし、4対4の同点に追いつきました。

同点で迎えた9回の表、熊野の攻撃で、1アウトから2ベースとフォアボールで1,2塁とし、2番寒川奏翔(そうがわかなと)の左中間ツーベースヒットで1点を勝ち越したあと、3番大野のサードへのスクイズも決まり、エラーもあって2人のランナーがかえり7対4とリードを広げ、試合を決めました。勝った熊野は大会9日目第1試合で、昨年の大会で智辯和歌山を破った高野山と対戦します。

大会3日目のあす(12日)は第1試合初芝橋本対慶風、第2試合日高対粉河の試合が予定されています。和歌山放送ではあす(12日)も紀三井寺公園野球場からラジオで実況中継します。

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