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須藤早貴被告・詐欺罪で懲役4年6カ月求刑/和歌山

2024年07月05日 19時14分

事件・事故社会

2018年に「紀州のドンファン」と呼ばれた資産家の野崎幸助(のざき・こうすけ)さんを殺害したとして、殺人罪で起訴された元妻の須藤早貴(すどう・さき)被告が、別の男性から現金をだまし取ったとする詐欺罪の裁判が、きょう(5日)和歌山地裁で開かれ、検察側は懲役4年6カ月を求刑しました。

起訴状によりますと、被告は2015年3月から2016年1月にかけて、札幌市の男性から海外留学の準備金などの名目で、現金およそ2980万円をだまし取ったとされています。

検察側は「被告人の供述はいずれも信用できず、被害者が被告の言葉にだまされ、金銭を振り込んだとの認定は揺るがない。犯行時、未成年だったという事情を最大限考慮しても刑事責任の重大性は明らかだ」として、懲役4年6カ月を求刑しました。

一方弁護側は「金額こそ高いが、計画性はなく、また証人は性的な接触の対価を支払う人物であり、性的意図は否定しがたい」などと主張しました。

最後に須藤被告は「証人は明らかに一部嘘をついている。そのことを見落とすことなく、判決を下していただきたい」と述べました。

判決は9月2日に言い渡される予定です。

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